サラリーマン、情報の海に飲まれない。

執筆能力皆無なサラリーマンが、単純明快な文章を書く練習をする、そんな目的で開設されたブログです。

勉強方法

こんにちは

事前に予告していた通り、勉強方法について「おかしいな」と思ったこと書いていく。

はじめて「おかしいな」と思ったのは、約5-6年前のイベントをきかっけだった。

 私がまだ高学生だった頃の話だ(すでにネタ切れ?)

 

私が所属していた高学校では、大学合格を果たした高校三年生が後輩たちに自分たちの勉強方法や生活習慣など書かれた「合格体験記」というものがあった。

(読者の出身校でも似たようなものがあるかもしれないが・・)

 

また、その中でも極めて優秀な学生については、卒業後、講演会形式で、在校生に直接体験談を話す。在校生の多くは目をキラキラさせながら、必死にメモをとる。夏の恒例行事であった。

 

そこでの講演内容のほとんどが「勉強方法ならびに勉強時間」についてだった。

例えば、

A「私は一日4時間勉強した。英語は苦手だったので、とりあえず、英単語は10回書いて覚えた。(当時)センター試験で英語は180点とり、C大学に合格できた」

B「私は一日5時間勉強した、2週間で1冊の参考書を読み終える程度に勉強した。だからD大学に合格できた」

などなど、きりがない

 

これを聞いた在校生は「私もAさんと同じようにしたらC大学にいけるのか、いや、そんなことはない。あの人は頭がいいからだ」といったような解釈をすることの方が多い。とはいえ、ある程度の基準にはなるので、多少参考にする。

 

問題はここからだ

既にAさんとおんなじ勉強方法をしている人は「私はC大学に合格できるんだ」と解釈する人が結構いるのだ。そんな友人をみて私はよく「おかしいな/違くない?」と思う。

Twitterなどでも似たような事はたくさんある。例えば・・・

「○○をやっている人は、お金持ちになれる」というツイートをリツイートした上で、「私ってお金持ちになれる!?」とツイートする人(私はよく見るけど・・・)

 

そういう人は、今、自分の置かれた状況を無視していることが多い。現時点でAさんと同じ勉強方法をしているのに、成績が悪ければ、本来Aさん以上に勉強しなければならない。にもかかわらず、続けていればいつかは目的を達成できると希望的観測をする傾向にある。

心理では「認証バイアス」という。

 

認証バイアスとは無意識のうちにたくさんある情報の中から、自分とって都合のいい情報、自分のもとからの先入観を裏付けてくれるような情報のみを取り入れて、そうでない情報は無意識的に排除する傾向があるというものだ。

 

勉強でも、恋愛でも、仕事でも、こういうような状況に陥っている人は多くいるはずだ。読者にも「は!」と気づいた人もいるだろう。だがそのような人を非難したり、咎めることはしてはいけない。なぜなら無意識だからだ。だから、非難するのではなく、気づかせることが大事なのだ。

 

もし読者自身もこのような傾向にあるのならば、定期的に自身について「ふりかえり」をし、目標設定を再確認することをすすめる。

 

非常に長い文章になってすみません。ここまで読んでくれた方、どうもありがとう。

ぜひコメントしてください。なんらかの対応ができると思います。